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≪抜粋ですが必見です≫ 今ではアジア随一のファイトマネーを稼ぐ格闘家となった青木真也

2016年09月11日 TOPICS

彼らと話をすると、「格闘技に命をかけている」と口では言うが、行動が全くともなっていない。「お金がない」と言うならば、水筒に公園の水でも入れて持ってくればいい。普段着もボロボロでいい。女の子と遊ぶのに1万円かかるのであれば、デートを我慢してアルバイトを2日休む。その2日間を練習に充てた方が必ず力はつく。

 もしも本当に強くなって格闘技一本で食べていきたいならば、エネルギーを投下すべきところは間違いなく格闘技だけだ。それ以外に費やす時間と金は無駄遣いでしかない。

 良い服を着たい。良い家に住みたい。女と遊びたい。友達とも飲みに行きたい。家族も持ちたい。その上で「格闘技に命かけています」と言ったって、そんなの夢ですらない妄想だ。何かを得るためには、それ以外のすべてを捨てなくてはならない。

 彼らは欲望もエネルギーも、すべてが散らかっているように僕には映る。すべてを我慢するくらいの気持ちがなければ、恵まれていない業界でメシは食えない。

「チャンピオンが食えない業界はおかしい」のではない。

「チャンピオンなのに食えないファイターがおかしい」ということだ。

好きなことで食っていきたいのなら、好きなこと以外は捨てる覚悟が必要だ。それが出来ないようなら、大して好きでもないということだ。

 

■「右向け右」をしていたら、搾取され続ける

 僕はプロ格闘家になって10年経ったこともあり、今回、考え方を1冊の本にまとめた。この10年で、僕より才能や人気があった選手はそのほとんどが引退しているか、当時より少ないファイトマネーで生活している。

 格闘技界は分かりやすく言えば、斜陽産業であり、ブラック企業だ。
周りの空気を読んで、群れてばっかりいたら、言いように食い潰されてしまう。日本格闘技が不況になって、多くのファイターがアメリカを目指すようになったが、僕はシンガポールを選んだ。アジア人がこれから活躍するならば、アメリカよりも可能性があると考えたからだ。

 どんな業界でも、自分の頭で考えずに、「右向け右」をしていたらいつまでも搾取されるだけだと思う。周りからなんと思われようが、自分が信じる道を突き進むことでしか成果は出ない。

 

以上、抜粋より

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