最強タッグが伝えたい事
株式会社ヤヤマシ 井関 雅也 氏
私は美容師でなないし、考え方も違うんですが、撮る人間側としてはサロンスタイル、リアリティブ、クリエイティブ、全部違いは無いんですよね。 それぞれのカテゴリー全て同じテンションで撮ってるんですが、作品を撮る上でのカメラマン的判断としては、「イケてるか、イケてないか」「カッコいいか、カッコ悪いか」その判断だけなんですよ。
最近リアリティブの撮影が多くなってきている中、今までの撮り方と違う点は、モデルがどれ位理解しているか? モデルと美容師さん、カメラマンがどれ位一体化して同じ方向を向けてるか? を突き詰めて行かなければ「リアリティブなスタイル」は作れないと思います。 全員が全員、同じ方向に向かって世界作りあげていくのが「リアリティブ」だと思います。
クリエイションをされる美容師さんに向けて
マネはしないほうがいいと思います。好きな事をやった方がいいと思います。今、これが流行っているから。。こんな光が流行っている。。こういうポージングがいいから。。。というのは辞めて、「好きな事をやって 好きな事で勝負」してもらった方がいいと思います。撮る側としては面白くないし、もっとオリジナルなものを作って欲しいし発想して欲しい。それでスベったところで、マネしてスベるより断然いいと思うんで。好きな事、好きな世界観をドンドン表現していってもらいたいです。
- あとがき ー
撮影中は、特別に多くは語らず撮影を進めていくお二人。そんな中で、徐々に二人のボルテージが上がっていき、息がピッタリ重なる瞬間がありました。これはお互いの感性を長い年月ぶつけ合ってきた証。ヘアメイク、フォト、モデル、それぞれの分野がベストマッチした時、人の心を揺さぶる作品が生まれる事を目の前で証明したセミナーでした。
かあこさん、井関さん、本当にありがとうございました。